消化器疾患(消化管疾患、肝臓疾患、胆・膵疾患)全般に亘る診断、診療を先端医療機器を使用して行っています。当院は、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会認定専門医指導施設、日本肝臓学会認定施設であり、さらに「地域がん診療連携拠点病院」に指定されており、がん診療を柱として、質の高い診療が行えるよう努めております。
早期に発見された食道癌・胃癌や大腸癌は体への負担が軽い内視鏡治療でほぼ完治できるようになってきており、「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」の件数は、年々増加しています。
外科と連携し腹腔鏡内視鏡合同手術（LECS）を行っています。
進行がんに対しては、生活の質（Quality of Life）を重視しながら、外来での化学療法を積極的に行っており、症例数は増加しています。
肝臓疾患では、B型肝炎、C型肝炎に対する内服薬による抗ウィルス療法、肝硬変の食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法、肝細胞癌に対しては、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓療法、放射線治療など集学的に治療しています。肝細胞癌に対する分子標的治療数も増加しています。また、胆道・膵疾患に対する内視鏡治療症例数、超音波内視鏡による精査数、超音波内視鏡下穿刺吸引法（EUS-FNA）検査数いずれも増加傾向です。
消化器疾患は非常に多岐にわたりますが、放射線科、外科とも密に協力し一人一人に最善の医療が提供できるよう心掛け診療を行っております。
尚、当院は、病診連携を大切にしており、日常の治療はお近くの先生に診ていただき、専門的高度医療が必要な場合に当院で加療するという病診連携システムを行っています。受診を希望される方は、かかりつけの先生に御相談され、紹介状の準備と病診連携室を介した外来予約をお取りください。

• 日本消化器病学会認定施設
• 日本消化器内視鏡学会認定専門医指導施設
• 日本肝臓学会認定施設